夢見てみる

『粕谷幸司の自由なコラム』13

 そうだ最近、寝ている時の夢から抜け出せないというか、夢と現実が切り離せないことが多い。
 前からそういうことはたまにあって。すっごく愛し合ってる彼女と、かなり濃厚にエッチなことになってて目が覚めて「あ、夢か」と思って起き上がりながら隣を見て…「あれ?彼女がいない。そうか、先に起きて出かけるって言ってたっけ」と思ってから「…うーんと、彼女いないじゃん」って思う。みたいな。
 あの虚しさね。そんなならいっそ、夢なんて見なければ良かった!みたいな。

 ところで先日、友達と飲みながら「喫茶店でもやるか!」「いやそれならカフェバーみたいにしよう」「じゃあイベントスペースみたいにしよう」「…資金がねえな!がっはっは!」みたいな話をしてた。
 夢見てみるって、楽しい。癖になる。

 もちろんそうなったら、前から妄想してる「アルビノ・カフェ」ってのも良いな。
 アルビノの店員(僕)がいるんだ。バイトにも、アルビノの、可愛い女の子を雇おう。んで、アルビノのお客さんでも読みやすいようにメニューは文字を大きく工夫したり、アルビノの店員をキャラクター化したグッズとか置くし。
 でも集客はすごく大事だし、定期イベントとかで活性化しておかないといけないから、存分にProject One-Sizeも使いたいな。公開収録…!というか、むしろ月に3回の収録を全部そこでやれば良いんだ。そうしたら、中澤まさともファンの皆も遊びに来られる。平日の昼間とかだけどな(笑)。
 あ、そうだ。そうしたら関連するCDとかもそこで販売すれば良いんだ。そしたら店舗限定で「サイン入り」とかを販売できる。One-Sizeの過去のドラマとかも再録して、CD-R版とかも売れちゃうんじゃない!?通販とかヤバい大変だけど、自分で店舗を持ってたら、かなり良いね。
 そしたら、そこが僕の個人事務所みたいになっちゃうかも。大した実績も無いのに独立って(笑)。これまでお世話になったたくさんの人に失礼だな…。あ、でも例えばイベントスペースなら、関係者には格安で…!
 でも、やるならちゃんと美味しい料理も無いとな。あ、料理が好きな友達がいるわ。料理長は任せられるな。というか、周りには結構、そういう気軽なバイトを探してる人もいるかも…?平居さんとか、声優の仕事が入ってない時とかに、バイトとして入ったりしないかな。それって楽しいな!
 …あれ、なんかこれ、メイドカフェで働くアイドルの卵みたいになるかな。あ、じゃあもう、関係各所のアイドルさんのCDとかも販売するか!そしたら、ファンミーティングやインストアライブ(!?)で会場を使ってもらえるかな!?
 そうだ、そしたら僕が昔ちょっと働いてた会社のサービスを告知する何かを置こうか。ってか、店内のWi-Fiとかあると良いよね。そいで、店内でお客さんがポッドキャストとか聴いてたりしてね。
 Wi-Fiちゃんと用意するなら、そこから生放送も出来るか。おお、楽しそう。

 …夢は膨らむ。とても楽しい。
 けど時々、夢と現実が切り離せなくなることがある。

 夢を現実にすること、現実が夢を遠ざけること。
 夢と現実が切り離せないから、ふと目が覚めて虚しくなることもある。
 けれど遠い夢が、この現実の先にあるのかも知れないと思えたら、今がときめくかも知れない。

 最近、その夢と現実とを眺めながら二の足を踏んでいる僕だけれど。
 いつか、そんな夢に、手を伸ばそうと高く飛ぶ時が、来るかな。
 そしたら皆にも、全力で応援…、してもらえるかな。

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