中澤まさとも『人生のパクが早上がりでもさ!』04
声優のお仕事には、学校行事への訪問というのもあります。文化祭のステージイベントがもっとも分かりやすいですね。体育館や特設ステージでトークしたり、歌える人は歌ったり、DJスペースがあるところで生放送のゲスト出演したり…。
大体そんな感じでしょうか?
“熱狂”というものにおののいてしまう自分ではありますが、強い熱が乱流する空間というものはエネルギーに溢れていてドキドキしますし、自分も安全な楽しさを提供するために熱狂を暴走させず且つ冷まさないよう共有しながらコントロールできる器量を持たないとと思います。怖いけど…頑張ります。
さて先日、杉並区にある母校の記念祭(いわゆる文化祭)に行ってきました。
いやまあ、お仕事ではありません。所属していた放送部のOBGたちの一人としてなので完全にプライベートです。発起してくれた友人姉妹と快く迎え入れてくれた現役部員に感謝を。
それから出演作を「観てるよ!」と教えていただいてありがとうございます、励みになります。
ずいぶん久し振りでしたが、学校の雰囲気自体は訪れていた頃からそのまま時間が経過したような感じで記憶との整合は楽でした。
グラウンドも、教室も、渡り廊下も、放送部の部室も、昼休みのてろっとした空気も、茜色に染まる校舎も夕空の景色も大好きな景色で、それも変わって無さそうで…安堵?と言うより、時は違うけれども同じようにあの景色を好きな人もいるかな、って思うとウキウキ?そわそわ?そんな気持ちになりました。何せ…「この学校には空があるなあ」と思って入学を決めたのですから…。
それで、もうその頃からなんとなく“声優”になることは意識し始めていたものですから、部活を決めるのもなんとなく意識していました。
演劇部、放送部、漫画研究会(後に部に昇格)天文部、美術部、家庭科同好会。
…なんか、割と今の自分の本業や趣味と地続きな選択してますよね。僕が今出来ることややっていることは、ほんとにここから培われているのだなあと思います。
漫画を読むこと好き、絵を描くことも好き、もちろん声優の仕事も好き、空が好き、あとは…幸せに食べることが好き(笑)
どれもこれも遠慮せずにやっていました。
まあ…それ故に友人・仲間、色んな人に助けてもらって来ましたが。そう、今、書いているこの原稿も締め切りをオーバーして待ってもらっていて…!(恐)
…ごめんなさい。
1ヶ月の予定進行は、好きなことやっているからこそ計画的に、ね。
またお会いしましょう。