『ひらいまさゆきの「あんこに想いを廻らせる。」』06
ども、あんこ大好き!平居正行です。
「あんこに想いを廻らせる」、前回のいちご豆大福に引き続き、今回もハイブリッドなあんこものを食べてきました。
それは「あんぱん」です!
雨降るあいにくの天気の中、銀座にある「銀座 木村屋總本店」さんに行ってきました。
あんぱんといえば、木村屋さん。
創業145年の、老舗の中の老舗です。
とはいえ、ちゃんと木村屋さんのあんぱん、食べた記憶がない。。(おいらが忘れているだけかもしれませんが。)
行ってみると、ビル一棟まるまる木村屋さん!
一階がパンを販売しているベーカリーコーナー、二階がカフェになっておりました。(ちなみに、三階はグリル、四階はレストランでした!)
そして、ビルのてっぺんにはあんぱんの看板。まさしく看板商品です(笑)
ベーカリーコーナーを抜けて階段を上ると、入口に「おかげさまで創業百四十五周年」の文字が。
おいら「(ひとりで入って大丈夫なのだろうか..。)」
どきどきしながら中に入ると、きれい目な店内。
休日の昼過ぎという時間もあってか、子供連れの家族やご年配の方々が多め。
品書きを見ると、何気にパンだけではなく数種類のメニューがありましたが、酒種あんぱんセットを注文してみました!
小倉あんぱんと桜あんぱんのセットです。
大きさは小ぶりながら、食感はしっとり、味はしっかり、甘さは控えめ。桜あんぱんには、桜の花の塩漬けが真ん中に埋め込まれていて、それがまたあんぱんの甘さを引き立てて美味しかったです!
ちなみにセットの飲み物、コーヒー、紅茶、ミルク、日本茶から選べるってことで、「あんぱんと合う飲み物はなにかなぁ...」日本茶?それともミルクかな?と、ちょっと迷ったのだけれど、コーヒーにチャレンジ。
あんぱんとコーヒーの組み合わせ。結構合います!
あんぱんを食べ、コーヒーを飲みながら、しばしゆったりとした時間を過ごしてしまいました。(笑)
それからせっかくなので(?)、帰りにベーカリーコーナーでお買い物。
ズラリと並べられたあんぱんは、ふつうの粒あん、こしあん、けし、うぐいすなどなど、色んな種類がありました。(もちろん、あんぱん以外のパンも置いてありますよ!)
ちなみに、木村屋さんのあんぱんは、「酒種あんぱん」、酒種酵母が使われています。
酒種とは米と麹と水から作られた発酵種。日本独特の酵母なのです。日本酒を造る時の発酵源としても使われているものだとか。
一般的なパンに使われているイースト菌酵母とは、増殖するための栄養源が違います。
イーストは、砂糖を製造する過程でできる糖蜜を栄養源として化学的に管理された機械ラインで大量に製造されます。一方、米と麹と水から作られた発酵種である酒種は米を栄養源とし、空気と水のきれいな所で自然の中より酵母菌を採取し、麹を手助けとして日数をかけて増殖します。
酒種はイーストより扱いが難しく管理するのが大変な点なのですが、風味においては酒種の方が優れているとのこと。
それだけ手間をかけてつくり続けているところが、木村屋さんのあんぱんに対するこだわりの表れなのですね。
はてさて話は戻り、おいらは小倉あんぱん、けしあんぱん、四色豆ずくしぱんを手にいれて木村屋さんを後にしました。ほくほく気分です♪
そして帰ってすぐに実食しましたよ。(笑)
はてさて、あんこコラムの第六回、今回おいらが想いを廻らせたあんこは「銀座 木村屋の あんぱん」でした。